夜半に不意に音が止まった。雨から雪に変わったのだ。低気圧で眠れない目を擦り、外を見ればそこは雪景色だった。幼い頃に雪国で過ごした私には雪は本当に面倒なもの、という認識である。いつもの通勤用の電車がひどく遅れている事を知り、萎える心を引きず…
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