ACと向き合うきっかけに。「アダルト・チャイルドが自分と向きあう本」読了
こんばんは。Web&グラフィックデザイナーのヨミコです。
突然重い話ですが、見捨てられ不安と自己肯定感の欠如、に悩む私は、こんな本を読んでみました。
表紙和む…。
表紙は本文中の、サーカスに貰われて来た象が、大きくなっても鎖に繋がれていると錯覚していて、実際はスカーフが巻かれているに過ぎないのに、逃げ出せない、という様子です。
勘の良い方はお気付きの事とは思いますが…。
そう。これはACの子供が大人になってからも親の呪縛に囚われている様子の暗喩です。
本編の内容
1時間あればすぐ全部読んでしまえると思います。
ところどころ書き出すワークがあるので、寝転がって読む人向けでもないんですけど、読むだけでもなるほど、という部分はありますので、寝転がって読んで→ワークは後で、でもいいと思います。
個人的に本に書き込んで行くノート形式の本がちょっと苦手なので、書き込む式でなく、読んでノートに書いてね、というワークは取り組みやすい気がします。
まあ、好みの問題なので手許に置いておくなら書き込んでも問題ないかと。
章立ての構成
※著作権上少し改変してます。
- 序章
- 自分の問題を明確に
- 家族について
- 家庭内を支配していたルールについて
- インナーチャイルドと向きあう
- 家族での役割と今の自分を対比
- 否定から肯定へ
- 怒りの根底を知る
- 感情の取り戻し方
- 自分を育てるには
どのページも読み易く、優しい言葉で綴られています。
ひとつ、注意事項としては、本編中にもありますが、今まさに生きづらくてたまらない、不安でたまらない、自ら命を絶とうとまで考える、レベルの方はAC自助グループやカウンセラーと一緒にワークを行った方がいいかと。
ACは親との関係で生じる気質ですが、親に直接言うのは大抵不幸な結果に終わる、と本文中にもありますので、親と一緒にワーク、はおすすめしないです。
私個人的には長年元メンヘラとして向き合って来た事がほとんどでしたので、それほどフラッシュバックは起きませんでしたが(自分でもこれには少し驚きました)初めて自分の心の問題と向き合う方にはしんどい内容になっているかなあ、と思います。
私も一人で立ち直った訳でもなく、心療内科の先生や、カウンセラーの先生との対話を通して少しずつ立ち直ったので、一人で読んでも特にショックは受けませんでしたが、初めて自分の心と向き合う場合は、くれぐれも一人で抱え込まないで下さいね。
また、相談するには親しい人より第三者の方がかえって後腐れがなくていいかも。
専門の自助グループが一番でしょうね。
こんな人におすすめ
- アダルトチャイルドってなに?知りたい(当事者も身の回りの人も)
- どうもACの疑いがあるんだけど、まずどうすればいいの?
- 特に自分がACだと思ってなかったけど、なんか気になる…
気になる、レベルの方は買って違うなあ、と思う可能性もありますので、図書館等で探す事をオススメします。
巻末には相談先も乗っていますので、入門編としてはとても読み易くまとまっていると思います。
あと、これは大文字で言いたい。
人によって大ダメージを受ける可能性がありますので、元気な時に読んだ方がいいですよー。
どちらかと言うと、私の現段階では続編であるこちらの本の方が参考になりそうかな?と思いました。
明日カードの引き落とし月が変わるからまた買ってみようと思ってます。
買ったらまたレビューしますね。(気長にお待ち下さい。)
あくまで目安ですが、自分がACかどうかを確認したい場合は下記を。
※勿論、自分がACだったからと言って、絶望する必要はないです。そこと向き合うかどうかは自分次第なので。
私はACだったのか、と気付いてから視界がクリアになりましたが、それもあくまで個人の感想です。
ではまた。
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