ヨミコのデザイン工房

デザイナー&ブロガーのヨミコが、 WEB制作の事を書いたり書かなかったり。

私の一番好きな映画「山の郵便配達」

こんにちは。Web&グラフィックデザイナーのヨミコです。

さて、はてなブログ今週のお題「ふつうに良かった映画」という事で、これまでお題をスルーしていた私も、これは…!!

と思い筆…じゃないキーボードを取りました。

わたしの「ふつうに良かった映画」というかふつうではなく、割と本気で「人生で一番好きな映画」は
1999年制作の中国映画、「山の郵便配達」です。

山の郵便配達 [DVD]

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もうDVDが売ってないなんて嘘だろ…orz
まあ、持ってるんですけど。

初めに。

この映画には派手なアクション、ドラマティック&ロマンティックな恋愛、渦巻く陰謀は一切ありません。

全力でネタバレなあらすじですが、特にどんでん返しとかないので、ネタバレありでも楽しめるかと思います。

あらすじ

中国山間部では、郵便配達は配達夫の足で行われていた。
険しい道のりを長く歩いて来た老父は、今回の郵便配達を最後に引退する事を決める。
息子に代替わりするにあたり、長く険しい山間部を、老父は息子、お目付役の犬「次男坊」と共に歩き始める。
老父が長い道のりを歩につれ、思い出すのは妻との出会い、息子の小さかった頃、これまで歩いて来た郵便配達、つまりは自分の人生の歩み。
対する息子は、小さい頃から家を長く空けている父親とどう接したらいいか分からず、上手く接する事が出来ないが、山道を不平一つ言わず、淡々と歩き、各集落で慕われている父の姿から、少しずつ不器用な父の家族への愛情、仕事へのプロ意識を学び、最後には新たな郵便配達夫として独り立ちを果たす。

山の郵便配達 - Wikipedia

どこが好きか

淡々と進む物語。
起伏は少ないけど、人生ってこういう風に淡々と日々を積み重ねて行く事なんだな、とリアリティがある。
不器用な親子が少しずつ心を通わせて行くけれど、それが全く押し付けがましくなく、じんわり静かな感動を呼ぶ。
私も不器用な方なので親近感が湧く。
お目付役わんこ、次男坊(何故かシェパード風。中国なのに・笑)がかわいい。彼はかなり演技派です。
好きなシーンはクライマックスで、親子、次男坊が力を合わせてある大切な物を集めるシーン。
ここは本当にいつも一緒にいなくても親子なんだな、と感じられていいシーンです。
ちなみに中国でのタイトルは「那山、那人、那狗」「あの山、あの人、あの犬」という意味です。
本当にストーリーの主軸はこの3つしかないんですが、それだけで充分素晴らしいし、楽しめる映画です。

見どころ

中国山間部の美しい風景。
野山の美しさはもとより、山間部の集落の古き良き素朴さ。険しい自然の中で生きる、人々の温かさ。美しさ。
途中お祭りのある集落もあり、華やかなシーンもあります。

セルではもう買えないのが残念で仕方ないのですが、レンタルで是非どうぞ。
出来ればあなたの大切な人と見て下さい。

ではまた。

お仕事etcお問い合わせ先(制作実績お送りします):yomikodesign@gmail.com

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