人生を拗らせた私が選んだ、今はまだ、その時ではなかった本3冊
こんばんは。Web&グラフィックデザイナーのヨミコです。
ついて行けなかった本をまとめます。
あくまで私にしては、ですが去年からよく本を呼んでいます。
過去のレビューはこちら
映画やドラマと混在してるのでその内分けますねー。
いつもは淡々と読んだ本を主観でまとめている書評シリーズなのですが、今日はレベルが高かったり、色々で、ついて行けなかった本をまとめてみました。
1冊め:思考は現実化する
携帯版がいいと思うんだけどもう中古でしか売ってない…
寝転がって読むのは文庫の方がいいかもね。
分厚かったり上下巻で嵩張るので今読みたいならkindle版がいいかもしれないです。
鋼鉄王アンドリュー・カーネギーと出会った著者、ナポレオン・ヒルがまとめた成功哲学の本。
タイトル通り、成功する為に考え方や、そもそもの潜在意識を変えろ!!
という引き寄せの法則、の様な本なのですが成功例が男性ばかりなのと、物凄い成功を収めた大富豪ばかり(米車、フォード社のヘンリー・フォードなど)なので、一般庶民にして下流老人予備軍の私にはあまりピンと来ないかんじでした。
そもそも下流老人にならない様に頑張ろう、と思って読んだんですけども、例えが富豪だとピンと来ないです。(富豪になれれば、下流老人にならないで済む訳なので、ちょっとワガママを言っている気もしますが・笑)
飛び飛びで読んでいて、何度か中断してしまったので、ちゃんと通して読み返せば分かるのかな???
あと、ジェンダーがどうこう、女性差別がどうこう、の話でもないのですが、女性実業家の話が少なくて、
基本的には成功した人には素晴らしい奥様がいた、って話が多いです。
確かに、成功した男性には大体お尻を叩いてくれる奥様がいるのは事実なので、その部分は良いのですが、女性実業家の例ももっと読みたかったかも。
少々男性向けな本ですねえ。
割と厳しめなレビューになってしまいましたが、全体的にはいい本だと思いますし、この通りに出来れば成功できるだろうなあ、と思います。
問題は「思考は現実化する」と本に書いてあるのに、現実化する訳ないじゃーん、って私が思っちゃう事なんでしょうね。
これはもう本の内容如何よりも、私のマインドセットの問題でしょう。
後ろの方のセルフチェックシートは自分の状態を知る為に、たまにやってみてもいいかも、と思いました。
しかし、成功したいかどうかを聞かれると微妙です。
私は、成功すると調子に乗るだろうな、と思うので、今のままの方がいいのかもな、という気持ちもあります。
そういう闘争心がないところが色々と駄目なのかもしれないです…。
そして、闘争心に乏しい理由もちゃんと分かってるんですが、これは別の機会に。
細かい事をツッコムと、翻訳ものなので、若干表現がマッチョというかオーバーというか…。
この本を読んだ時も思ったけどね。(こちらは女性向け)
翻訳ものの文章の不自然さってどうにかならないのかなー。
洋画などもそうですけどね。
2冊め:見通しが立たない状況下で生き残る法
こちらの本はどちらかと言うと、ついて行けなかった、というかもうそこは通りすぎた、という印象を受けた本です。
特に引っかかるところがなかったです。
これ以上書ける事が無いです…(作者の方にも読者の方にもご、ごめんね)
内容はともかく、文章自体は著者の方のとても理知的で誠実なお人柄が出ていて良かったと思います。
3冊め:嫌われる勇気
昨年、気になって読んでみたのですが、今ひとつピンと来なかったです。
トラウマなんて存在しない、と言えど、限度があると思うんですよ。
毒親や虐待、ストーカー、セクハラなどの完全な自分のせいではないトラウマまでも自分が作り出したもの、扱いするのはちょっと暴論かなあ、と思うのですね。
私が弱い人間なせいかも知れないですが…。
うつ病の人には絶対的に向いてない本なので気を付けて!!
ちなみにこの本の元ネタである、アドラー心理学には分かり易いWEB漫画があるので貼っておきますね。(ちょっとギャグだけど)
これを読んで思うところがあれば、嫌われる勇気、本編を読んでもイケると思います。
なんだか、どの本もちゃんと理解出来ていないせいか、いつもよりもふわっとした書評になってしまいました。
見合わない本と自分
表題にも書きましたが、上記の2冊はいずれも、全体的にはいい本かなあ?と感じました。
ただ単に、合わなかったんですよね。
それが合わないという事は、まだ自分がそのレベルではない、という事なのだと思います。
どうも、「そんな訳ないじゃーん」という気持ちが湧いてくるのがいかん気がしますね。
「思考は現実化する」
と
「嫌われる勇気」
は、どっちも甘えんな~~~~~~~!頑張れ~~~~~!超頑張れ~~~!!ってかんじの本なので、
私は甘えてるし頑張れていない、という事ですね。
それは事実だからしょうがない。
でもこれは合わないというか、今の私に見合わないのだと思っていて…
それはきっと、悪いことではなくて…
「ついて行けない部分があるけど、その本の主張自体には概ね賛同する」という事は、まだ成長の余地があるということです。
何年か後に、私が成長できた暁にはこの本達の内容もすんなり入って来るのかもしれないですね。
それにしてもどの自己啓発系の本を読んでも大体「ポジティブに!!」って書いてありますね。
基本ポジティブと対極にいつもいるので、そんなん無理ぽ、ポジティブ教うっざ、と思うんですけど(捻くれ過ぎだしネガティブ拗らせ過ぎぃ)そんなにみんなが言うなら少しずつでも前向きになれるように頑張ろうかなあ、という気持ちになって来ました。
そんな訳ないじゃーん、
から
「そうかもねえ…出来る時にはやってみるね」
や
「本当に!?でも、そうかも」
くらいには思える様にならないと、何冊成功哲学の本を読んでも意味が無い気がしますね。
まずは、いつも前向き、は中々にハードルが高いから、ポジティブでいられる時間を増やすのがいいのかなあ、なんて思うのでした。
その他、あんまりピンと来なかった本(こちらは言いたい事が分からなかった…というもの)
ではまた。
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