読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヨミコのデザイン工房

デザイナー&ブロガーのヨミコが、 WEB制作の事を書いたり書かなかったり。

元メンヘラが漫画「ブラックジャックによろしく 精神科編」を再読して気付いたこと

心と身体

こんばんは。Web&グラフィックデザイナーのヨミコです。

先日の記事で、漫画「ブラックジャックによろしく 精神科編」の画像を一部使用させて頂き、ついで、という訳でもありませんが読み返してみました。

以前この漫画は紙媒体で発売当初の2004年7月~2006年1月に読んでおりました。(現在紙媒体は絶版)

当時の私はうつ病が軽快し、家電量販店でバイトをし、初めて彼氏も出来、私のガタガタ人生の中では比較的穏やかに過ごしていた頃です。

その後ちゃんと病気と向き合わなかったせいで再発してしまった訳ですが、その話は別の機会に。

今回、しっかりうつ病と向き合い始めた私が、当時は気付かなかった事を記録したいと思います。

ブラックジャックによろしく 精神科編あらすじ

研修医斉藤の次の研修先は精神科病棟。
そこで斉藤は小沢という統合失調症患者に出会う。
彼は日々を生真面目に生きて来たのに、バイト先でお金を盗んだ疑惑をかけられ、幻聴が聞こえ始め、統合失調症として入院した経歴の持ち主。
彼としっかり向き合う事により、研修医斉藤は自身の精神疾患に対する差別意識と向き合う事になる。

そして小沢は自分と同じく統合失調症で入院する女性、早川に出会う。

早川と親交を深め、恋をする小沢。

小沢の病状は日に日に安定し、退院が目前となる。
退院後の勤務先も母によって決められていた。

今後の人生に絶望していた小沢は、真剣に自分と向き合ってくれる研修医斉藤、恋する相手早川との出会いに希望を持ち、退院したら早川をドライブに連れて行く、と約束する。

しかし、精神障害者による、小学生連続殺害事件が発生。
世間の精神障害者への視線は一気に冷たくなる。

精神のバランスを崩し、性交渉依存、幻覚の症状が酷くなる早川に心を痛める小沢は、それでも早川との未来を信じ退院するが、就職内定取り消し、またかつて自分を罵った女性と再会してしまい、精神の均衡を崩して病院の屋上から飛び降りてしまう。

サイドストーリーとして、ジョン・レノンに憧れた新聞記者門脇が精神障害への誤解を解く為の記事を書く為の戦い、長く精神医療に関わり、変わらない世間の偏見、自分の医師としての無力さに疲弊し、斉藤にシニカルな態度で接するが、精神医療の向上を願う、本当は誰よりも患者想いの伊勢谷医師のストーリーが進行する。

門脇の書いた記事は圧巻の出来で、伊勢谷もそれを認めるが、精神疾患への偏見は、何も変わらない日常が続くところで終わり。

f:id:yomikodesign:20150310234603j:plain
ブラックジャックによろしく
佐藤秀峰/漫画 on Web


小沢くんと早川さんがどうなるかは是非本編でお確かめ下さい。ネット上でダウンロード、会員登録無しで無料で読めます。

ブラックジャックによろしく 全巻無料 - Yahoo!ブックストア

「精神障害者」のイメージとは? 怖い、気味が悪い、何を考えてるかわからない、近寄ると危ない、野放しにしておくと犯罪を犯す・・・ 全部ウソです。

こちらは門脇記者が研修医斉藤に語る台詞。
正に世間の精神障害者へのイメージを言い当てていて、すごいと思います。

上記の記事でも書きましたが、精神障害者の犯罪を犯す確率は健常者の3分の1ですので、これらは本当に全部誤解です。

f:id:yomikodesign:20150311231740j:plain:w450
ブラックジャックによろしく
佐藤秀峰/漫画 on Web

このシーン、衝撃が走りました。正に私がこの所感じていた事だからです。

私はほんっとーに人間関係が下手くそです(;´Д`)

勿論病気のせいだけにしてはいけないし、ちょっとずつ改善中ではあります…

その他気付いた点:

  • 世間の精神疾患に対する理解は単行本発行当時の2004年頃から進歩していない、という点
  • 同じく、軽快後の精神疾患患者の社会復帰への取り組みは2004年頃から発展していない(支援団体は数多くあるが、全ての精神疾患患者に寄り添えていないのが現状)
  • 親の理解がないと、精神疾患の完治は難しい(小沢の母親は息子の精神障害を頑なに隠そうとしている)
  • 敢えて描かなかった可能性もあるが、カウンセリングについてが描かれていない。(伊勢谷医師が兼任している??)精神医療にカウンセリングは欠かせないと思っていたが、必須ではない??

一度読んだ作品でも、後から読み返すと色々と発見があるものだなあ、と改めて思った次第です。

ちなみにフリー化したら何故か売上が発生、しかも大成功、というコンテンツマネタイズでは比較的よく聞く現象がこの作品においても発生したとのこと。

http://ch.nicovideo.jp/shuhosato/blomaga/ar415149
http://ch.nicovideo.jp/shuhosato/blomaga/ar415149

これからもどんどん読まれて、精神障害、精神医療への理解が広まる事を願って止みません。

勿論、精神医療以外のテーマもどれも素晴らしいので、是非お読み下さい。

こんなに読んだ後ぐったりする作品(色々考えさせられる的な意味で)も中々ないと思います…

※2回もブログで取り上げておいて何ですが、当ブログはブラよろ原作者佐藤秀峰先生の回し者ではありません。勿論、FANではあります。

ではまた。

お仕事etcお問い合わせ先(制作実績お送りします):yomikodesign@gmail.com

Facebook友人申請お気軽にどうぞ。スパムでなければ基本承認します。

Twitterお気軽にフォローどうぞ!基本リフォローします。