金スマの発達障害特集まとめ。
ちょっと前になりますが、
金曜日のスマイルたちへ、という番組で発達障害を特集していました。
簡単にまとめつつ、感想など書きたいと思います。
録画が途中からだったので抜けがあったらご容赦下さいませ。
栗原類さんの場合
栗原類さんは発達障害だ、と自ら告白している有名人の一人です。
類さんは
- 記憶するのが苦手で、なかなか台詞などが覚えられない
- 人の気持ちが分からず、人の言葉をニュアンスごと理解するのが難しい
- 絵を描く事が出来ない(想像、空想が苦手?)
- 学校の勉強が苦手
- 予定通りの時間に着くのが難しく、遅刻が多い
- 顔の表情がちょっと乏しい
などの症状があり、
周囲の空気が読めないので、
周囲から孤立してしまいます。
8歳の時渡ったアメリカで、ADD(注意欠陥障害)だと診断されたそうです。(余談ですが、外国は発達障害への理解が進んでいて良いですよねえ…精神疾患への理解も日本よりマシと思います)
昨年5月に自身が発達障害である事を好評し、以来、周囲の理解を得つつ、活動しているそうです。
栗原類さんのお母さんの言葉が非常に良かったので書き留めました。
誰かが何かをしてくれるのは、
あなたへの心遣い、
それだけ大事にされているという事、
だから感謝しなさい人の心を読み解くのが苦手なら言葉で伝えなさい
自分がされて嫌な事は人に対してしない、
だからと言って自分がされても嫌じゃないから、という気持ちで相手に何をしてもいい訳じゃない
自分は嫌じゃなくても、相手は嫌かも知れない、という考えを常に持ちなさい
類さんのお母様は、とてもすごいお母さんですよね…
ピアニスト、野田あすかさんの場合
野田あすかさんは自閉症スペクトラム、という発達障害を抱えています。
栗原さんと同様に、やはり周囲と中々馴染めず、イジメに遭い、上手く行かない自分に憤りを感じ、自傷や解離性障害を発症してしまいます…
野田あすかさんの日記帳にかなり同意出来る部分があったので、引用します。
自分は何のためにここにいるのか、っていつも思ってた。
みんなと同じことができなくて
できてもうまくいかなくて家でもうまくいかなくて
その後、野田あすかさんは、
20代であなたのピアノは素晴らしい、あなたはあなたのままでいい、と言ってくれるピアノの先生に出会い、
これがピアノを頑張ろう、と思う転機になります。
22歳の時、外国の医師から発達障害として診断されます。
お父さんはとてもがっかりして、娘が治らない障害だったなんて…と絶望したそうですが、
あすかさん本人は寧ろ逆でした。
私が上手く出来ないのは怠けていた訳ではなく、障害のせいだったんだ、出来なくてもいいんだ、と救われたそうです。
周りの人と上手く仲良く出来ない、他の人と同じに出来ない、というのは障害のせいで、自分のせいではなかった、という事でとても気持ちが楽になったあすかさんはとてもほっとしたのか、ピアノの才能をめきめき発揮できる様になり、コンクールに入賞し、今では銀座で単独コンサートが出来るまでになりました。
ピアノの先生としても活躍中です。
ピアノの先生の時はガラッと雰囲気が変わるのがすごかったです。
元々とても真面目で優秀な人だったんだなぁ、という印象を持ちました。
ピアノが私を救ってくれた。
ピアノの音は私そのもの、とあすかさんは締めくくっていました。
今更だけどイジメってクソだよな
二人に共通しているのは…
- 人の言葉の含みやニュアンスが上手く受け取れなくてそのままの意味しか取れない
- 他人の行動や言葉に込められた気持ちを感じづらい
(好意や思いやりを感じられない)
- 何気なく思ったままを口にして相手を不快にしてしまう
と言った特徴でした。
たったこれだけのことでイジメてくる奴がたくさんいるんですよ。
もう本当にイジメの下りは居た堪れなくて見るのが辛かったです。
二人とも自分勝手なのではなく、何故こうなってしまうのか、と深刻に悩んでいたというのに、
イジメる奴とかほんとクソだよな
あ、私もいじめられっこだったので言い方きつくなりました。
イジメは人の人生を台無しにするから、絶対にやってはいけませんよ。
とても為になる番組でした。
見て良かったし録画して良かった。
再放送はないのかなー
最初から録画したいです。
ではまた。
栗原類さんと野田あすかさんの著書。
類くんの本は読みました。またレビューします。
読みました
あすかさんのはまだ。
誰か送ってくれるのを期待せずに待っています・笑