断る力、とは即ち出る杭になる事を恐れない事だ 勝間和代「断る力」レビュー
こんばんは。Web&グラフィックデザイナーのヨミコです。
久しぶりの更新になってしまた。。
公私ともに忙しいです。
とは言え、本はいつも読んでますので、レビューです。
ついに私もカツマーに!!
この本は、主体的な生き方についての本です。
全篇に渡り、主体的な生き方について、勝間さんが色々と語っています。
タイトルにも冠しましたが、要するに日本人は同調圧力に負けて自分の主義主張を曲げがちだけど、出る杭になる事を怖がってばっかりじゃ駄目だよ、っていう自己啓発本ですね。
自己啓発本としては既存の内容もありながら、勝間さん独自の視点での記述もあり、とても良い内容なのですが、
書籍名だけだと、本編の内容が分かりにくいと思います。そこだけが残念です。
断る力/勝間和代著、内容の一部
嫌われても気にしない
黒木瞳さんを例に出していて、
曰く、
黒木さんは自分の努力を知らない人に嫉妬されたり、嫌われたりしても気にしないそうです。
勝間さんは黒木さんの仕事、家庭への情熱の傾け方を知っていたら、そんな事は言えない、とフォローしています。
この部分は分かりますね。
私も全然見当違いの方向で責められたことがあったのですが、全然違うので、特に気にしませんでしたからね・笑
嫌われた時は、こちらの問題だけでない場合もある
私も最近考えていた事です。
勝間さん曰く、10人中2人に嫌われるなら気にしないでOK、5人か6人ならちょっと自分にも問題あるかも、と言っています。
確かに、例えは悪いかも知れないですが、3億円当たる宝くじを買って、自分は外れたのに当たった人に会ってしまったら、その人がどんなに素敵な性格の人でも、ちょっと嫌いになるかもしれないですよね。
でも、3億円当たった人って、その場合、何も悪い事はしていない訳です。
それなのに嫌われる場合もあるんですよ。
人の虫の居所まで気にするのは馬鹿馬鹿しいというものです。
ここで
そうか!私はよく嫌われるけれど、出る杭だからなんだー☆
って歪んだ自己愛を抱かせない様に
10人中、5人か6人に嫌われるなら、何か自分に悪いところがあるだろうから、改めろ、ってちゃんと書いてあるところで、勝間さんの誠実さ、知性を感じました。
たまにいますよね。
どこの職場に行っても上手く行かない、
とか
いつも同じタイプの異性と付き合って失敗する、
とか
そういうのは、やっぱりちょっと自分にも原因がある場合が多いでしょう。
嫌われる事は気にしないけど、わざわざ嫌われる様な事はしない。
これって当たり前なんですけど、うおおおおおその通り、ととってもしっくり来ました。
いくら嫌われるのを恐れない、とは言え、挨拶とか、人と仲良くなる努力はちゃんとした方が良いですね。
今でこそ、嫌われる様な事はしていないつもりの私ですが、元は腐れたコミュ障、その上オタク腐女子、さらには元いじめられっ子、なので、昔は色々それ、あかんがな!って事、やっちゃってましたね。
その辺はまたいずれ。
勝間さんは嫌われたからと言って、すぐに応戦せずに、相手は何でこんな事言うのだろう、とプロファイルしてみて、誤解なら解いて、駄目なら距離を置く事を提案しています。
大人の解決法ですねえ。
その他、マーケティングネタも少しあり
基本的に精神論や自己啓発的な内容が主ではありますが、ビジネスへ応用するには、と言った視点の話も少しあります。
個人的には海外の自己啓発本に比べると、例え話が国内の人なので少しとっつき易い?
マーケティングやビジネスの話も、かなり興味深く、説得力があります!
まとめ:こんな人におすすめ
- 目立って嫌われるのが怖い
- なんとなく流されて生きて来ちゃったけど、このままでいいのか?という人
- マーケティングに関心がある
基本的な大筋は「嫌われる勇気」と同じなのですが、今回読んだこちらの本の方が入りやすい様に思いました。
たぶん、ベースは同じ、アドラー心理学かな、とは思いますけれどもね。
気になった方は是非、読んでみて下さい。
文章もちょっと勝ち気さがにじみ出ていて人によっては、合わないかもですが(笑)整っていて、読みやすいです。
私にとっては初めての勝間さん本でしたが、違和感なく読めました。
ちなみにこちらの「断る力」は下記の本の続きだそうです。
もちろん単品でも読めますが。
前作の方がタイトル、分かり易い気がしますねー。
ではまた。
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